嫌味

嫌味を言われると腹が立つ。
でも嫌味ってなんだろう、と今日は思わされた。

物理の授業後に友達とわからない問題について話していた。その際、友達がわからない問題を僕は授業中に理解できた(10分近く考えたが)。だから、友達にその問題を教えていたのだが、その時にMくん(かなりの秀才)が僕たちの様子を見ていたらしく、僕が「こう考える視点を持つのに時間かかるよねー」と友達に言った時に、「当たり前じゃんww」と憎たらしく言ってきた。

彼は秀才なのだが発言にトゲがあり本当に心をえぐられる。頭はいいが性格に問題あり、というところか。

予てから彼にイライラしていた僕はついに怒りを見せてしまった。
「いやー、頭良くて羨ましいわ、僕この考え方10分近くかかったのに。」
すると彼は、
「嫌味かよ、学年一位がよ」と言ってきた。

自慢ではないが、一度だけ模試で学年一位をとったことがあった僕は、散々彼にそれを理由に「学年一位は、学年一位は、」とうるさく言われていた。

事実彼も一位をとったことがあるが、そのことについて言われると、知らない、と調子いい奴だ。

それは置いておいて、
僕は堪忍袋の緒が切れて「Mが嫌味言ってくるんだろ、なんだよ」と怒りに任せて言ってしまった。

はっと気づいた時にはもう後の祭り。
彼は怒って「あー、もうお前嫌だわー」と言いながら去っていった。

教えていた友達にも迷惑をかけてしまった。

この時、嫌味を言っていたのは結局どっちなのだろう、と思った。
もしかすると彼は嫌味を言っていたつもりはないのかもしれない。
一方の僕も、あの程度で怒ってはいけなかったのかもしれない。

どちらが悪いのかは誰もわからないことだ。

この件でもう彼とはいいや、と感じた。いい友達を探したいものだ。